チェリーやラズベリーの可憐で華やかな香りにシナモンやダージリンなどのスパイスの香りがかすかに混じります。 透明感のある酸とミネラル、タンニンはシルキーでしなやか。 冷涼な地域ならではの清涼感に、厳しい自然界で育った力強さを感じさせます。 豚、ラム肉やジビエ料理などの相性も良い。 TRENTINO DOC SUPERIORE VALLE DI CEMBRA PINOT NERO 2017 品種:ピノネロ100% ステンレスタンクにて醗酵、バリック(新樽・古樽) にて10〜12ヶ月熟成、瓶熟成6ヶ月 土地の特徴: チェンブラ渓谷を代表する品種の1つ。 チェンブ渓谷は火山由来の独特の土壌質とその唯一無二のミクロクリマから他のエリアよりも薫り高く、豊かな酸を持つミネラリーなブドウができます。 Pinot Neroにおいては乾いた土地であることから生産に適したエリアとも言えます。 Zanotelli(ザノテッリ) 州:トレンティーノアルトアディジェ 自然豊かな『チェンブラ渓谷』にて、家族経営で、目の行く届く範囲だけ、少量生産を続ける生産者。 機械化は全く不可能な急斜面を自分たちの足で歩き、ブドウと向き合いながら丹念に畑作業を行います。 畑の仕事量は通常の5倍もの時間を費やし、質の高いヴィニュロンとして地元では有名。 ラベルのデザイン画は剪定後、ブドウの樹を金属線に結ぶのに使う柳の紐です。 その昔から枝を結ぶ細かい作業は手先が器用で忍耐強い女性が行ってきました(つまりは男性は短気で不器用)。 働く夫や息子、そして畑も陰で支える女性の無償の愛のシンボル的な存在であり、また表立っては見えませんが女性たちの協力あって生まれるワインでもありますのでラベルに採用しました。 柳を使用するのは素材が植物なので雨が降っても伸縮しますし、必要なくなるころには自然と切れるので除去作業も必要なく、畑に落ちても害はないためです。